オパールレースの形態安定加工は劣化を早めるか

10月 2nd, 2015

カーテンBOOKメーカーの営業さんから質問がきました。

ある販売店で付けたオパールレースが、2年経たないうちにシワシワになって劣化している様子でお客様から苦情を頂いているらしい。

それはメーカー縫製の形態安定加工付きで納めていて、
販売店の意見では、デリケートなオパールレースにメーカー標準の形態安定加工を施したため、劣化が早まったのではないかと。
他のBOOKメーカーでは、オパールレースは形態安定加工を標準縫製仕様から外している傾向にある!との見解も頂いたそうです。

そこで御社の今までの経験値と認識、他BOOKメーカーのオパールレースの形態安定仕様の扱いを伺いたいとのことでした。

先ず、他メーカーの縫製仕様で、オパールの形態安定加工を標準縫製から外してはいません。
標準縫製仕様というより、用意している仕様を販売店が選択して発注するものと私は認識しています。

標準縫製だからメーカーさんの責任だよねと聞こえてきましたが、この件に限らずオーダーメイドの見地から販売者はお客様と対話してこの仕様にしたかが大切のように思います。

当店も2、3年で破れたといった報告を今まで3件頂いています。
いずれも形態安定加工は施しておりませんでした。
破れたお客様宅を訪問すると、南向きの日差しがしっかり入り、風通しを良くする環境の窓ばかりでした。

私の見解ですが、オパールレースは形態安定加工で劣化が早まるというより、日差しや風通しなどの使用環境に大きく左右されると思います。

当然今では、このデメリットの部分をしっかりお伝えして、装飾と耐久性の優先順位を考えて頂いています。

ちなみに当店は自社縫製で、縫製は生地やスタイルに応じてその仕様を決めています。
オパールレースは、デザインを優先する生地だと考えますので形態安定加工は施しません。

以上を述べさせて頂きました。

オパール加工(バーンアウト)のレースカーテン

オパール加工(バーンアウト)のレースカーテン


当店のHP
カーテンハウスシルクみどり店

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